4月30日(土)愛知県豊田市保見が丘で、愛知高齢協の新しい地域福祉事業所「保見が丘ケアセンター」がオープンしました。下の写真は、11時からラテンアメリカセンターであった開所式であいさつをする長谷川理事長です。

 保見が丘ケアセンターは、愛知高齢協が緊急人材育成事業を通じて開所に漕ぎ着けたものです。保見が丘は、日系外国人が多数暮らす町です。ここで、失業した外国人などを対象に、日本語教室も加えながらヘルパー2級の資格取得を支援してきました。
長く日本に暮らしながら、日本語や日本の制度・文化を学ぶ機会は、ほとんど保障されていませんでした。話はできても、読めない書けないという人が講座の中にもいらっしゃいました。しかし、学ぶ意欲は旺盛で短い期間の中で、多くのことを習得し、難しい漢字も書けるようになりしました。
 政府や自治体に移民政策がない中で、経済活動だけを優先させ、働く環境のみを提供してきたことは、やはり地域の中にもゆがみをもたらします。日本に暮らしながら、日本のことを知る機会を保障されなかった方たちが、日本の介護制度などの社会福祉を勉強し、この保見という町で支える側にまわるというのは、非常に意義深いことだと思います。
そんなことにマスコミも関心を寄せたのか、NHKや外国メディアの取材もありました。NHKの放映は中部圏だけではなく、全国版でも放映されたそうです。厚生労働省の担当部長も見学に来られたそうです。日本人の受講生が外国人受講生を言葉でサポートしたり、外国人の真剣さに日本人が励まされたりと、講座の雰囲気は非常に良かったと聞いています。現在は3回目の講座が行われています。

 日本の様々な制度を十分理解してないために、状況が相当深刻であるにも関わらず、介護保険制度や障害者福祉制度、生活保護制度などに、つながっていない外国人の方々もいるということでした。今後の「保見が丘ケアセンター」の役割が大いに期待されるところです。