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池袋グリーンシアター前

  「エルダーキャッツ」は2003年12月、母体である香川高齢者生活協同組合の生きがい活動の一環として60歳以上の、組合員15名で立ち上がる。演劇経験者は団長のみの全くの素人集団である。その後、初公演は翌2004年、2005年には愛知万博「愛・地球博」で公演、今までに県外を含めた劇場公演は13回を超える。今回、全国シニア演劇大会2011に初参加。

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善根宿の一場面

作品のあらすじは四国八十八か所をめぐる歩き遍路に善意で宿を無料提供するのが善根宿。その宿「雲」で起こった10人の運命の出会い。認知症の妻を連れた自らも病んだ夫、自殺した夫の菩提を弔う主婦、交通事故で亡くした息子の供養にまわるトラック運転手、昔幼い娘を残して男と駆け落ちした老女、都会での孤独に耐えられず自殺しようとやってきた元俳優、怪しげな行商人風な男、そしてやくざな夫の出所を待つ女管理人。そこへ派手な姿の娘がやってきた。それぞれの人生を語り合い、そして夜に起こる事件、またその夜に起こる奇跡によって事件が解決に結び、事件を起こした犯人も更生へと向かう。

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フィナーレで出演者全員が並びました

  笑いあり、涙あり、またミュージカルの場面もあり、最期には会場が大きな拍手に包まれた。実際にこの演劇に関わった人が急逝されたこともあり、また病気を抱えて演じている方もいたそうだ。稽古時間も相当だったそうだが、その苦労を感じさせない爽快感のある演劇だった。

その後の合評会では、苦労話や演劇に関わった経緯など様々なことを聞くことができ、今後は被災地を含め、様々な場所で公演をし、多くの高齢者に参加してもらい、元気にしてもらえたらと思った。