6月26日(火)石巻市在住で、宮城高齢協の理事でもある三浦さん宅で「100万人のキャンドルナイトin石巻」(17時~19時)が開催された。2012-06-26

 img_4386-lオープニングはコカリナ演奏から始まった。演奏の安部佳代子さんのコカリナは震災で全焼した「門脇小学校」校庭の枯れた松の木から作られたもの。森山良子のデビュー作「この広い野原いっぱい」に思わず懐かしく声を出して小さく歌ってしまった。シンガーソングライターの竹紀好さんのギター弾き語り「浜辺の歌」「涙そうそう」「命の歌」「いつも何度でも」の歌声に引き込まれた。
 あたりは暗くなり、ホタテ貝の上にセットされた手作りの「リメイクキャンドル」が灯された中で、電気を消したキャンドルの灯りだけの「アットホームライブ」の時間が流れる。

 「みやぎ高齢協石巻パソコン愛好会」「環境グループ サムシング」「スワン国際協力の会」「EМエコクラブみやぎ」「コカリナ合唱団きっころの詩」に所属する皆さんが実行委員会を構成して開催された。
  石巻渡波仮設第一団地の辺見俊一自治会長もパソコン愛好会からの参加でした。参加者は23名。 
「夏至と冬至の夜2時間、家の電気を消してキャンドルだけで過ごしましょう」という国際的な「暗闇のムーブメント」の呼びかけに応えて集まった。玄関口を上がった2つのお部屋は人で埋まった。南の縁側が演奏ステージのスペースとして設営された。個人宅でのライブコンサートは、私は初めてでした。

img_4375-l 開会の挨拶で丹野幸子副理事長は「カツオを刺身にさばこうとコープのお家で呼びかけたら、鮎川で被災して仮設に住まわれた方がまな板と包丁を持ってこられた。生活の一部を持ってやってきた。日常を取り戻すことが大切。私たちの日常が今日スタートするなと感じた。これから同じ価値観の人が、つらい経験をした人達が集まっていい時間を作り直す、足がかりの時間を作っていきたい」と話された。
 スワン国際協力の会(海外輸出のために過度な森林伐採や児童労働や貧困格差に反対するボラティア団体。フィリピンの山岳民族の方々が森林を守り有機栽培で育てたフェアートレードコーヒーを楽しむ会を開催)の千葉直美さんは、南三陸町で「過去と未来を見守って」の写真を撮影された。

 「震災直後は未来のことを考えられなかった。これで石巻終わりじゃないかと思ったが、水仙やバラの花がこれで終わりじゃないというメッセージをくれた。
 『花を配ろう』、黒や灰色の石巻に色を取り戻そう、命を感じさせる色が欲しいと思った。全国から届くマリーゴールド、ペチュニア、ひまわりの花を通して出会いが始まった。幸せな時間を過ごして下さい、自然が与えてくれる命、見知らぬ人とつないでくれるのも花の命。見img_4285-l知らぬ人とつないでくれる花の命、知らない同士つながる。ため息をついて安らかにする時間が必要、花を通して一つの輪になって生きていく。自然の命の恵みは喜びの力、生きている証し、花の成長で自分も生きている。自然の中で生かされている嬉しさを共有しどんなことがあっても負けない生命という強い力を与えられている。何も無くなった空き地に未来の命や希望がある、雄勝の地域でも何も無い、寂しすぎるけれども、花を通して過去現在未来を見つめ、石巻でどんな風に生きていけばいいのかをともに考えよう」
 お話を通じて、ポストカード「被災地に咲く花」が描いている世界を伝えていただいた。
 「玄米採食の夕ご飯―自然食で栽培する三浦さんちの玄米酵素ご飯とこだわりの自然食」をいただきました。外もすっかり暗くなり、玄関からお庭へ出てホタテ貝に乗せられた「リメイクキャンドル」20個ほどを門柱までの歩き道の両側に並べて、写真撮影会を楽しみました。

 img_4380-l当日は、「キャンドルナイト」に先立って、15時~17時に「パソコン愛好会」が行われており、講師の阿部忠允先生が「ポストカードの講評」を話されたとのこと。「本当は、瓦礫と一緒に咲く花ではなく、花だけが咲いている光景を(瓦礫が今無いのであれば将来取り戻して)撮りたいんだ」
 震災を経てこれまでとはまた違った石巻の地域活動しり、楽しく参加させていただきました。三浦昭、ヱミ子さんご夫婦は10年来の組合員で、ヱミ子さんは先月の総代会で高齢協理事に選出されました。こうした高齢協地域センターは、名取にもあります。(宮城高齢協・森田真理)