最期まで自分らしく輝いて生きたい

福岡県高齢者福祉生活協同組合

日本で最大規模の高齢協

 福岡高齢協の08年3月末の組合員数は4,913名、出資金は1億6,000万円、年間供給高が約8億円と、日本で最大規模の高齢協です。95年に設立され、99年に生協法人の認可を受けました。
 粕屋老人給食センターを含めて地域福祉事業所が15ケ所あり、ケアプラン、訪問介護、訪問看護、障がい者支援センター、デイサービス、小規模多機能ホーム、短期宿泊、弁当配食、ふくし相談、生協サービスの事業を行っています(写真・下段の福岡高齢協リーフレット参照)。
 福岡高齢協の事業所の最大の特徴は、15ケ所全てが民家活用型の事業所で、その多くは組合員が提供したものであることです。「宅老所ケア」を重視し、6ケ所の事業所が短期宿泊を、14ケ所の事業所がデイサービスを実施しています。また、全ての事業所でふくし相談にとりくんでいます。

「原点」「理念」と「長期目標」

 この間、福岡高齢協は「原点」である「協同組合原則(国際協同組合同盟)」をふまえ、「理念」と「長期目標」をつくりあげてきました。

 福岡県高齢者福祉生活協同組合の「理念」
 1.私たちは当事者の尊厳と自立を高める介護を実践します。
 2.私たちは基本的人権を尊重します。
 3.私たちは環境と平和を大切にします。
 4.私たちは人間らしい働き方の実現をめざします。
 5.私たちは心豊かな運営と仲間づくりで人々の協同をひろげます。

 「長期目標」として、今後10年間の数値目標を設定しました。現在、約5,000人の組合員を県下66市町村で5万人に、14事業所を33事業所に、そして、ケアワーカーを600人から3,000人に増やす方針を掲げています。
 「運動の柱」として、「安心の社会保障制度」を次世代に残すことをあげており、「事業の柱」として、「宅老所ケア(総合生活支援)」を発展させることを掲げています。
 宅老所ケアの「訪ねる・通う・泊まる・滞在する、そして、それらをコーディネートする」機能は在宅における総合生活支援の原点であるとし、「住みなれた地域・家族・友人等のつながりが残る場所で生活し続けるため」の「住まい」の必要性を提起しています。
 このように、福岡高齢協は「トータルケア」の考え方として、「たすけあい活動の延長」として「宅老所ケア」を重視しており、介護保険法、障害者自立支援法の枠内にとどまらず、生活全般にわたる「たすけあい」を前面に押し出したケアを目標としています。

3つの部会活動

 福岡高齢協は規模が拡大する中で08年度、理事会のもとに「組織・運動部会」「事業・経営部会」「管理・運営部会」の三つの部会を構成しました。 組織・運動部会は「組合員の拡大と組織とりわけ地域運営委員会のあり方」と「社会保障の拡充を求める等の運動課題を具体化する」ことを検討してきました。
 事業・経営部会は、福岡高齢協全体の事業・経営の問題と課題を検討しています。08年度は、

 1.中・長期的な事業所像としての地域共生ホーム(仮称)の検討
 2.事業所の統合
 3. 実践記録集「地域に根ざす認知症介護」(仮称)の編集

の三つの課題にとりくんできました。

 管理・運営部会は、介護職員の賃金等労働条件の改善を検討しています。09年には、職員の意見を直接聞くことで「改善」方向を具体化しようとしています。管理・運営部会は、併せて各事業所で困っている「人材確保」策を本質的な課題(任務)として意見交流も行いました。

地域運営委員会活動

 福岡高齢協のユニークなとりくみの一つとして、「地域運営委員会活動」があります。当初は、事業所地域を中心とした「たまり場」「ふくし相談」活動でしたが、遠方の組合員の参加が増えてきました。このため、「地域運営委員会」が必要となってきました。委員会メンバーには、地元の町内会・自治会、老人クラブの役員なども含まれており、地域の諸課題を話し合う場にもなっています。

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